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江戸時代の健康美学 中編

投稿:2020年10月27日

おはようございます🌅 往診マッサージの吉村です👩🏾‍🦲
朝夜と寒くなってきました。🌨️
体調崩れないよう、お気をつけください。🙇🏻‍♂️

さて体調管理について前回からの続編となります。👇

養生訓


貝原益軒の【養生訓】で有名なのが
1日1回全身にあんまや指圧を受ける。👍✋
そして食事は薄味で腹八分に留める。🍱
この腹八分が現代科学で分析されています。
🇺🇸アメリカの大学による🐵動物実験で 満腹にさせた場合と腹八分に留めた場合の比較では、明らかに後者の方が老化が少なかったという実験結果が出たようです。👀

yojokun


そこに関わっているのは私達の細胞の中にある老化を遅らせる遺伝子の働きがあることが分かってきました。
【サーチュイン遺伝子】といい💫
体が飢餓状態に陥った時に働くという性質があります。
カロリー制限を続けて行くと体が飢餓状態と認識しサーチュイン遺伝子が働き、その結果老化が遅れていくと考えられているようです。✨
これは動物実験によるもので、どの程度人間に当てはまるのか、更なる研究が進められています。👁️

医学の発達していない時代に 貝原益軒は腹八分目のすすめを経験則で導き出しました、そして実際に健康長寿の道を歩んでゆくのです。🌛

養生訓

300年前の医者、儒者 貝原益軒は晩年の幸福を身をもって示した人であり83歳の時に著した養生訓は幸福の健康論📘であります。

昔と現代の生活速度の違いがある中で今日の現代医学から見れば拙い部分もありうる、しかしながら単に現在の家庭医学書📙と同一視することはできないでしょう。

なぜなら医者への依存?を説く家庭医学書と違い【養生訓】は自分の体を健康に保つのは自分の倫理的な責任であるというかたい信念に貫かれており、そこに世界観と学問、そして実践とが寸分の隙間なく組み合わされている。📘 それが読む人に大きな信頼感を呼び起こしたのでしょう。

次回、後編もよろしくお願いいたします。🙇🏻‍♂️





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